神経の治療は回数や期間がかかるので、途中で中断なさる方が多い治療です。
お仕事や学校・家事などしながら通院するのは、大変ですよね。治療前にはズキズキした痛みが、治療が進み腫れや痛みがおさまってくると、「痛くないし…」、「忙しい…」などと思ってしまうのではないでしょうか。
ですが、治療を途中で中断してしまうと、細菌が再び根管内に入ったり、根の先まで感染が広がって、また痛みが出たり膿が溜まったり、、、。最悪の場合、抜歯になるケースもあります。
根の治療の途中には、穴をふさぐ仮のフタをつけます。残った歯のダメージを減らすようにあえて取れやすいものを使っています。仮のフタの耐久性は2~3週間程です。(※少し欠けたりするくらいなら2週間程大丈夫ですが、根の穴が見えるほど大きくえぐれてしまっているとすぐに付け直す必要があります。)
ですので、1ヵ月以上放置してしまっている方はすぐにご来院ください。「行きにくい」と思ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、「進行していないかな」、「痛みが出ていないかな」とこちらも心配しております。
神経治療中の途中で放置すると、さらに治療期間や回数がかかったり、残せたはずの歯を失うことになりかねません。どの治療も途中で終わるのはよくありませんが、特に根の治療の中断は絶対におやめ下さい!