妊婦歯科検診についてお話いたします。
妊婦歯科検診へ行くタイミングは安定期以降に受診するとよいでしょう。
妊娠中期以降(16~27週)であれば通常の歯科治療は可能ですが、歯の状態や母体の状態により治療内容が異なりますので、歯科医師と相談しながら進めていきましょう。
歯科のエックス線撮影をする際、心配される方がいらっしゃるかと思いますが、子宮(胎児)から離れているため、影響はほとんど無視できるレベルになります。
また、歯科で使用するエックス線撮影の線量は日常で自然に浴びている放射線量と比較しても少ないため、ご安心ください。
治療時の麻酔も局所で吸収、分解されるため、通常の使用量であれば胎児や母乳への影響はほとんど影響がないといわれています。
痛み止め等の服薬については歯科医師に相談し、指示に従うとよいでしょう。
ここで、妊娠中のお口ケアについてポイントをお伝えします。
可能であれば、毎食後に歯磨きが理想ですが、難しい場合は1日1回就寝前によく磨いてください。つわりで歯磨きが難しい場合は、ぶくぶくうがいを行い、気分のよい時は歯磨きをしましょう。
また、歯ブラシのヘッドは小さめのものを選ぶと歯が磨きやすいです。
間食はだらだら食べを避けるようにしましょう。