歯医者が「苦手」「怖い」という方へ。なるべく痛みの少ない治療のための取り組み

歯医者が「苦手」「怖い」という方へ。なるべく痛みの少ない治療のための取り組み

コラム

歯医者が「苦手」「怖い」という方へ。なるべく痛みの少ない治療のための取り組み

2020.06.02

「歯医者が苦手」「怖い」といった方はたくさんいらっしゃると思います。

今回は、安心して治療を受けていただけるような取り組みや、

なるべく痛みの少ない治療を行うための取り組みについてお話します。

■安心して治療を受けていただくために

①しっかりとお話を伺い、わかりやすい説明を心がけています。

 まず、今どういったことでお悩みなのか、お身体のことなど

患者様のお話をしっかりとうかがうようにしています。

そして、レントゲン撮影・口腔内の検査をし、今どういった状態なのか、

どのような治療が必要なのか、どういった治療方法があるのかなど、

専門用語をできるだけ使わないようにわかりやすい説明を心がけています。

治療方法がいくつかある場合は、

それぞれのメリットやデメリットをお話しした上で、

患者様ご自身に選択してもらい、納得いただいてから治療をはじめています。

②治療中はお声がけするようにしています。

治療中は、お水がかからないよう、

また、光を使った治療もあるので、お顔にタオルをかけて治療を行います。

(もしタオルをかけると不安でしたら外しますのでお申しつけ下さい。)

タオルで見えないことで、「何をされているんだろう…」と

治療の様子がわからないことが、不安や怖さにつながると思います。

ですので、お口に溜まったお水を吸う時は

「お水吸いますね~、奥吸いますね~」、

歯を削る時は

「削りますね~、ゴトゴトひびきますね~」など

なるべくお声がけをするようにしています。

痛みの少ない治療を行うために

麻酔について

歯を削ったり、抜いたり、痛みが出る治療の前には、「麻酔」をします。

そもそもその「麻酔」が苦手という方も多いと思いますが、

麻酔をうつ時も、痛みを少なくするよう取り組みをしています。

必ず、表面麻酔を塗ってから麻酔をしています。

表面麻酔



表面麻酔は、塗るタイプの麻酔薬で

塗った箇所がヒリヒリしびれます。

注射針が刺さる時のチクっとした痛みを

軽減しています。

②麻酔は常温に戻します。

麻酔液は、通常冷蔵庫で保管しています。

液が冷たいと、血液との温度差によって、痛みが出やすいです。

常温に戻してから使用しています。

電動麻酔器を使用します

麻酔を打つ箇所や、麻酔液を注入するスピードによって

同じ「麻酔を打つ」というのでも、ぜんぜんお痛みが違ってきます。

痛みをできるだけ少なくするため、「電動麻酔器」を使っています。

機械を使うことで、一定の麻酔液を時間をかけてゆっくりと、

緻密なコントロールが可能となります。

表面麻酔


④細い針を使用する

注射針は太いほどお痛みが出やすいです。注射針は極細のものを使用して痛みを減らしています。

※痛みの箇所の炎症が強い場合や、しばらく痛みが続いている歯の治療の場合、

また、体質によっては麻酔が効きづらい場合もございます。

さいごに、、、

治療の前に「何かあった際には、左手を挙げて教えて下さいね」と伝えています。

治療中は患者様の表情や体の動きなど異変があれば、私たちからもお声がけしていますが、我慢していたりすると気づかない場合があります。

お痛みや水が溜まって苦しいなど何かあれば、我慢せずにすぐに教えてください。

その際は、すぐに中断して、麻酔を追加するなどいたします。