今回はボツリヌストキシン注射についてお話させていただきます。
最近、歯ぎしり、食いしばりから頭痛や肩こりなど、身体の不調を訴える方が増えてきました。
寝るときにマウスピースを使用するマウスピース療法もありますが、マウスピースが苦手な方やすぐにマウスピースに穴が開いてしまう方等の改善策としてボツリヌストキシン注射があります。
ボツリヌストキシン治療とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を使用し、過度な筋肉の緊張を和らげる治療となります。
特にダウンタイムはなく、その日に帰宅できますが、注射した部分に内出血が起こったり、身体の倦怠感や微熱を伴うこともあります。
また、注射した部位はこすったり、マッサージをしたりしないようお気を付けください。
ボツリヌストキシン治療の効果は4~6か月ほどとなりますので、半年に1回継続的に受けられると、効果が持続します。
但し、妊娠予定の方(直近2か月以内)、妊娠中、授乳中の方等は受けることができないので、歯科医師にご相談ください。
当院でもボツリヌストキシン治療を行なっております。