糖尿病と歯周病の関係性

糖尿病と歯周病の関係性

コラム

糖尿病と歯周病の関係性

2024.09.12

今回は糖尿病と歯周病の関係性についてお話します。

糖尿病になると、非糖尿病者より2.6倍も歯周病にかかりやすくなります。

 

糖尿病者は歯周病が悪化しやすく、血糖コントロールが難しくなります。

それは口内環境の変化や免疫力低下、高血糖による歯周炎の炎症や悪化が関係しています。

歯周病になると、炎症した化学物質が血液を通して放出されます。

その化学物質が血糖値を下げるインスリンの効果を効きにくくするため、糖尿病の発症や進行がしやすくなります。

しかし、ここで歯周病治療をしっかり行えば、血糖コントロールが改善される、という研究結果が報告されています。

 

歯周病は歯を失う最も多い原因の一つです。

歯を失わないことは、生活習慣や認知症予防にも深く関係しているため、年1、2回は定期検診やクリーニングで受診されるとよいでしょう。